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波Hey!ログ 2月23日

2006/02/23

スタッフカツオの日記 2月23日

皆さんご無沙汰してます。
スタッフ☆カツオです。

最近のゴールドコーストはビーチに関してはどうも地形が良くないらしく、多少サイズが上がっても綺麗に割れずに良い波にはなかなか当たっていない。
とはいっても、Dバー、スナッパー、カランビン、更にバーレーと言ったポイントではグランドスウェルにこそ恵まれていないものの、サイズが多少上がった時には、「今日けっこう良かったよ。」なんて声を耳にする。

クーランガッタ方面では横断幕やメインスタンド建設に出入りする資材運搬車両等で今年もこの季節がやってきたと思わせられる。
WCT第1戦クイックシルバー・ロキシー プロが来週よりスタートし、それに向けて続々とツアーサーファーがゴールドコースト入りしており、毎年多くのドラマが演じられるクイックシルバー・ロキシー プロだけに今年もトッププロ達による数々の素晴らしいセッションに期待させられる。
ハイレベルなコンペティションはトップ44に任せておいて、期待させられると言えばこの時期、毎年不思議と計ったかの様に大会に合わせて波が上がり、一般レベルのサーファーにも良い波をもたらしてくれる。
この時期には例年多くの日本人もゴールドコーストにやってくるが、今年来る予定のみんなも是非、スナッパー、キラ、バーレーと言ったワールド・クラスのポイントにドロップするトッププロのサーフィンを目の当たりにして欲しい。

話題はそれるが、最近サメがゴールドコーストエリアに多数出没しており、サーファーをヒヤヒヤさせている。俺もここに来て9年間、実際サーフィン中にサメに遭遇したことは今まで無かったが、それは先週ナカジマ、ノリスケと一緒にパームビーチでサーフィンした時の事。
その日はサメの大群を空撮した映像が巷を賑わしたほんの2日後で、多少びくびくしながら「他のサーファーもいるし大丈夫だろ。」とか言って入ったんだけど、波待ちしてる最中も50cmくらいの子ザメがボードの下を横切ったりして最初は気が気ではなかった。
でも、だんだんその状況にも馴れてきてラインナップもじょじょにアウトへと移動していき、腰、胸サイズではあるものの何本か良い波を乗っては沖へと戻って行った。
そんな折、入ってきた3m位先の比較的大きめの波の中に俺は大きな影を見つけた。最初は小魚の群れかと思ったんだけど、波が盛り上がるにつれ、そいつはその姿を露わにした。そいつの種類までは特定できないが、2mはある間違い無くバッドアスな人食いの類のサメだった。
俺はナカジマ達に「サメだ!」と叫んだがナカジマは「うそーん。」とか行って一瞬信じなかった。
しかしサメはナカジマの方に方向を変え、目の前に現れたその姿にナカジマも信じざるを得ず、誰よりも先に死に物狂いで岸に向かってパドルをした。
俺も相当ビビッて必死にパドルしながらもナカジマの姿を見ては笑いをこらえずにはいられなかった。

昨年のシャークアタックでの犠牲者は世界中で9名。かなり低い確率だが、そんな運の悪い一人になるのかとちょっと怖い思いをした夕方だった。