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波Hey!ログ 11月3日

2005/11/03

スタッフカツオの日記 11月3日

前回の日記から今日までなんだかんだでずっとサーフィンできている。
もっとも、やはり北風が続いているので、ビーチでの風が弱い午前中限定ではあるが。

今日はこれと言って皆さんにお伝えできるようなエピック・デイのストーリーも無いので、少し話題を変えてサーフィンの痛い話でもしようと思う。みんなもサーフィン中のアクシデントって経験があると思うけど、怪我で体が痛かったり、ボードを折って財布が痛かったりで、痛みにも色々ある。

俺のサーフィン中の怪我で一番大きいのは顔面骨折。もう数年前になるけどヤバかった、あれは。それまで骨折の経験は何度かあるが、あの時はレールが顔に当たった瞬間折れたのが分かった。ほんと「バキィッ」て音が聞こえて、痛さで顔を抑えた時にはもうそれは大きなコブが頬骨の上にできていて、波が良かったからそのままサーフィン続けてたんだけど10分後には左の頬の内出血がソフトボールサイズになっていた。その後、内出血の圧力が鼻粘膜を破裂して鼻血大爆発!一緒にいた連れが血相を変えて病院まで運転してくれたのを覚えている。

まぁ、これはこれで全治1ヶ月で、顔にも変な傷が残って痛かったんだけど、フェィバリット・ボードを真っ二つにした時の心の傷に比べたら何の事は無い。前回にもちょっと触れたけど、つい最近JSの板をやってしまった。これは今までの俺の数ある板遍歴の中でもTOP 5に入る板で、やったと分かった時は思わず言葉を失ってしまった。しかし、これも俺が6'1のチャンネル・アイランドを真っ二つにした時に比べたらまだましだ。これはマジックボードと呼ぶに相応しい絶好調の板で、元々は知り合いが調子悪いからと言って俺に安く譲ってくれた物だったが、今までに何本か板をオーダーしてみたりもした物の、これ以上に調子のいい板に出会った事はないし、それでも俺の知り合いにとっては調子の悪い板だったんだからサーフボードの相性って不思議な物だ。
この時俺はマジで涙した。しばらく落ち込んだ。

その後、何本か違うボードに乗ったが納得ゆくものに出会うまでには更に1年を要した。しかしその板も2ヶ月と持たず、それからこのJSにめぐり合う迄は2年かかったが、こいつも下ろしてから3ヶ月、良い板は短命だ。調子の悪い板でするサーフィン程イライラさせられる事は無いが、俺は、これもサーフィンの楽しみの一つだと思っている。
同じボードスポーツでもスノーボードだと、板の硬さや何かで好みの板はすぐに分かる。けど、それがサーフボードになると同じ様に見えても乗り味が全然違うから板選びは大変だ。この年にもなると全てのことに関して感情が鈍ってくるけど、良い板との出会いだけは未だにガキのように無邪気に喜ばせてくれる。
俺はこれからもサーフボードとの出会いには一喜一憂していたいと思う。