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波Hey!ログ 8月28日

2006/08/28

スタッフカツオの日記 8月28日

ども。スタッフ☆カツオです。

全く波が無い+仕事が忙しく全然海に行けていない。
室内に篭って仕事をしていると時間の感覚が鈍くなり、一段落して外に出てみると、もう日が暮れているなんて事が最近良くある。昼間は暖かいというか暑いくらいなのに夜になるとジャケットが必要なくらい寒く、微妙な初春をこちらは今迎えている。
そんなこんなで、サーフィンをせずに仕事ばかりしていると、自ずと酒の量が増えるが、近頃はガキとは呑まずに、大人の飲み方を心掛けている。
と言う訳で、今回は趣向を変えて、『スタッフ☆カツオのワイン指南 ~ヴェルベットの甘い誘惑~』と題し、俺のワインテイスティング体験記をお届けする。

俺は情緒教育の一環と称して、ワインテイスティングに参加してみた。得てして、気取った中高年層の参加者が多いのだが、グラスの持ち方から、色の見方、アプリシエーションの仕方、更には、ワインを口に含んでからの変な音の出し方まで、色々とウンチクを教えてくれ、ソムリエ気分を味わえる。しかし、最近はどんな味覚に対してどの様なフレーズを使うのか大分理解してきて、今回は「ヴェルベットの様なフルボディーの赤は、アプリコットのインプレッションから最後は黒胡椒に似た強い、それでいて爽やかな後味と共に云々」とそれらしいことを言ったら、見事に当たってしまい、先生からは「このワインから微妙なブラックペッパーの香りを嗅ぎ取った素人はお前が初めてだ!」と言われ、見せられたカタログには確かに「アプリコット」、「ブラックペッパー」と記されていた。その後も調子に乗って「ほのかなチェリーが」などと言うと先生から「Oh!」と言われ、周りからも尊敬の目で見られ、田崎〇也気分を味わった。しかしワインテイスティング終了後、スコッチの試飲(最終的にロックで5杯)をし「ハニーの微妙な香りが」までは尊敬を集めたが、その後極端に味覚、嗅覚が鈍り、最終的には泥酔傾向が強くなり、「俺もね、ちょっと前まではもっと強かったんだよ。」等と言い訳をのたまうに至った。
サーフィンの世界では絵画、音楽と芸術性を発揮する輩が多いが、俺にはそんな芸術的な才能は無い。一時は「オジー・ライトの様に、ジャック・ジョンソンの様に女にもてたい!」と下手な絵を書いてみたり、ギターに触ってみたりしたがやはりセンスは無かった。しかし、芸術かどうか、また女にもてるかどうかも分からないが、どうやら俺はワイン・アプリシエーションに関しては多少筋がいい様だ。

インポートワイン主導の日本と違い、こちらでは海外のワインを出す店は非常に少ない。と言うのもオーストラリアのワインがそれだけ質が良いからなのだが、実際にクイーンズランドにも幾つもの優秀なワイナリーが存在し、そのほとんどがテイスティングをさせてくれる。
次回みんながゴールドコーストを訪れる際はヒンターランドのワイナリー巡りを旅程に加えてみてはいかがだろうか?